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是是の路地裏Blog
スピッツが好き その1
スピッツというバンドに関して、僕はあまり詳しくありません。ならばこんなタイトルをつけるなと思われるかもしれませんが、心配ご無用。僕もそう思います。タイトルを統一してしまっているので許してくださいな。 スピッツのアルバムでは『ハヤブサ』がなかなか好きで、その中でも『さらばユニヴァース』が好きです。しかし、このアルバムは妙に音が良すぎるんですよね。解像度が異様に高いのに膨らみがあって、全体のまとまり感が完璧です。そして、このアルバムを聴いているとやっぱりロックバンドだなと思わせられますね。 そんな中今回取り上げたい曲は『春の歌』です。有名だと思います。当時仲の良かった友人がこの曲をカラオケで歌っていて、やけに感動したことを覚えています。本当に良い曲だなと。メロディはもはや言わずもがな、もちろん歌詞も良いんです。 さて、春の歌と言われると何かこう煌々としたイメージであったり、暖かさを連想しませんか。仮に桜であれば儚さなんかを考えますが、ここではもっと大きく春について言及しています。 そんな明るさを想像しながらいざ聴いてみると、冒頭からかなり暗い描写が続

まひと
6 日前読了時間: 4分
サカナクションからの学び
このバンドを語らずして自分の世界観は語れまい。ということで、僕はサカナクションが相当好きです。好きなアルバムは『kikUUiki』。好きな曲は『白波トップウォーター』と『目が明く藍色』です。人気投票順に言ってるわけではありません。本当です。よろしくお願いします。 今回は少し変わった趣向で書こうかと思っていて、真面目に読むと少し冷めてしまうかもしれません。端的に言えば僕がサカナクションというバンドから多大な影響を受けていて、元ネタとまで言ってもいいということを告白する回ですから、それでも「まあ読んだろ」っていう優しい人には手の内をちょい見せってところです。 この度、9月30日にGLION ARENA KOBEで初めてサカナクションの生ライブを観てきました。念願です。ありがとうございます。 しかし改めてえぐいバンドだ。あの曲もあの曲も、ずっと映像でしか見ていなかったものが眼前に広がっていて、訳のわからない涙が出ました。緑の光線がパーっとね。あとアンコールもやばかったね。そう、僕はこういうことがしたいんですと、そんな感じです。 さて、ここから少々弱音を

まひと
10月9日読了時間: 3分
庵野秀明が好き その1
エヴァンゲリオン。 ハルヒ、CLANNADと並び僕の青春時代を狂わせた作品です。当方2003年生まれですけどね、どこで時代がズレたんでしょうか。 一応注意喚起として、シンエヴァまでのネタバレがあります。それでもよければどうぞ。 時に、西暦2020年。 緊急事態宣言で高校が休みになり暇を持て余していたので、なんとなくエヴァのテレビアニメシリーズを見始めました。存在自体は知っていて断片的に見てはいたものの、ちゃんと順を追って見るのは初めてでした。 これがまあね、時間を潰すには十分すぎるというか、むしろ時間が足りなくなったわけです。何が面白かったのか、今になって考えるといまいち言語化に迷う作品なんですけど、とにかくその複雑さとシンジくんのウジウジ具合が思春期後半を埋めるには最適だったんです。僕も受動的にウジウジしながら自我を主張したかったわけですね。 しかしエヴァというのは、ロボットアニメのツラを被った哲学の皮を被った厨二病アニメとでもいいますか。庵野秀明監督は衒学的と表現されていますがまさしくそうで、俯瞰して見れば単純に親子間の愛情の話ですし、親離れ

まひと
10月2日読了時間: 3分
アニメ映画が好き 総集編
音楽の記事ばかり書いておりました。まひとです。 偶には音楽から外れてみようということで、アニメ映画について書こうかと思います。今回は趣味全開であることを先に謝罪致します。ごめんち。 というのも、そもそもアニメが好きではありますが、実は大学でもアニメを専攻しております。(こんなことを言ったら特定できてしまいそうですが) しかしながら、当方絵はほとんど描けません。僕は演出や絵コンテを見たり描いたりするのが好きです、という逃げをしておきます。 さて、まずアニメ映画の監督と言えば誰が思い浮かぶでしょうか。有名どころなら宮崎駿(以降敬称略)、新海誠、細田守などでしょうか。 高畑勲、庵野秀明、押井守、今敏、山田尚子、片渕須直、佐藤順一。思い浮かべるとそれなりにいっぱい出てきます。監督毎に全然違う特色があったり、東映の系譜だとか、テレコムとかジブリだとか。紐解いて見ていくとなかなか面白いものです。 ここらで好きなアニメ映画を挙げましょう。 まず出てくるのは『ルックバック』です。比較的最近ですからね。藤本タツキ原作漫画の同名映画、これはもう凄まじい作品です。アニ

まひと
9月25日読了時間: 4分
セルゲイ・ラフマニノフが好き その1
ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番、その中でも特筆すべき第1楽章を聴いたことはありますでしょうか。聴いたことがない人は人生の3割8分9厘損してます。 僕は幼い頃にこの曲を聴いて、ようやくピアノをやろうと自我を持って決意したわけです。それまでは親の教育でなんとなくやっていましたね。 確かNHKかなんかのコンクールだったと記憶しています。演奏者の名前は忘れてしまいました。しかし、僕はその演奏にえらく感動し、録画を何回も見直したものです。果たして、コンクールの結果はどうだったのでしょうか。名も知らぬピアニスト、僕はずっとあなたの演奏に感動していますよ、とお伝えしたい。 曲の話に移りますが、まず最初の和音が素晴らしいですね。ピアノだけで入る和音と低音。荘厳で、始まるぞというワクワクをわかりやすく演出してくれています。巷では鐘の音と喩えられてるそうで、なるほどと思いました。 このわかりやすさというのが実は重要で、音がスッと入ってきやすいんです。クラシックって敷居の高いものだと思うかもしれません。ですが、そんなあなたにこそこの曲を聴いてもらいたいんですよ。間違

まひと
9月18日読了時間: 3分
【よ】スガシカオ「夕立ち」とかいう曲
オハツを眼に掛かかります! 是是のオマケ担当 よ です! 真人の代わりに初めてブログを書くにあたって何から書こうか迷った結果、音楽しか人と共感しあえる趣味がないという考えに行き着き絶望しておりますが… 今回スガシカオさんの名曲「夕立ち」について書こうと思います。 僕がこの曲を知ったのは「ブギーポップは笑わない」というTVアニメのOPとして使われていたのがきっかけです。 初めて聴いた時、僕としては珍しいことなのですが、曲の良さよりもまず『歌詞が素晴らしい』という感情が先に来た数少ない楽曲です。 スガシカオさんは1966年生まれ。 バブル景気の始まりとともに20代を謳歌し、その後に何度も続く社会の絶望もともに体験した世代です。 1999年にリリースした本楽曲は、そんな先の見えない世紀末の退廃的な匂いを強く感じさせます。 歌詞についてですが、特徴はやはり『物理的な距離とそれに相反した心の距離』の表現でしょう。雨宿りとして入ったうす暗い貸し倉庫のかげや車内という2人が狭い空間に押し込められるシチュエーションでありながら、2人は会話が進まない。二人だけの空
よ
9月11日読了時間: 3分
BUMP OF CHICKENが好き その2
時間という魔法を使った料理を召し上がれ。ということで、『魔法の料理〜君から君へ〜』についてですよ。 この曲は涙なしには語れんわけです。聞いていて寂しくなるのに、ある程度歳を取ったことが愛おしくなる曲でもあり、昔の景色がより愛おしくなる、そんな人間と時間の愛に溢れすぎている曲です。この曲を知らない人はとにかく聞いてください。 ピアノシンセのような音とストリングスから静かに入り、藤原基央の手癖らしい弾き語りのコードが進んでいきます。 「叱られた後にある晩御飯の不思議」こんな始まりえぐいですよ。子どもにとって、叱られるというのは自分の世界全てを否定されたような気持ちです。なのに、おそらく叱ったであろう誰か、親なんかが自分のために料理をしているわけです。たった一文でその大きく温かい背中を思わせるんです。 子どもはこの温かさを感じ取っているんですが、なぜこんな気持ちになるのかわからないんです。だから、「魔法だろうか」と泣いているんです。 その後に「正義のロボットの剣」が出てきます。順番が前後しますが、二番では「プラスチックの何とか剣」に変わります。時間の経

まひと
9月4日読了時間: 3分
リーガルリリーが好き その1
すっかりブログのことを忘れていて、急足で筆を取った次第でございます。今日はリーガルリリーの「キラキラの灰」という曲の歌詞について少し考察していきます。 この曲について少し調べようと思って知ったんですが、ダンジョン飯のエンディングだったんですね。ダンジョン飯は面白いと周りからよく言われていたのですが、未だに見れていません。シリアスなのかコメディなのかすらわかっておらず、そんな状態で歌詞を考察するのも良くないと思ったのですが、今回はいっそあえて歌詞だけから推測できることで書くことにします。 まず最初にこの曲の歌詞を見て、漠然と思ったのは死別を思わせるにおいがあるという点です。まずタイトルの「灰」、歌詞中の「届かなくなった距離」「君を二度目はもう離さないよ」など、失った人を想う歌詞なのではと考えられるものが多いです。「化粧のにおい」というのは死化粧、または葬儀に出ている自分の化粧のにおいを連想させます。途中のきらきら星の引用も、やはり星といえば少し死を感じさせます。 もっといえば、重力に逆らえずに踊った、呪文をひとつ抱えて飛んだ、これらもかなり直接的な

まひと
8月28日読了時間: 3分
モーリス・ラヴェルが好き その1
僕はレジ打ちのバイトを始めて早6年が経ちます。続けて同じ商品を打つとき「同一ラベルです」と機械が喋ります。モーリスラヴェルだなあと、いつも思っています。 さて、「管弦楽の魔術師」と呼ばれているラヴェルと言えば『ボレロ』や『展覧会の絵(管弦楽編曲)』なんかが有名でしょうか。 しかし僕は、何より彼の書くピアノソロの曲が特に好きなわけです。今回はちょっと説明臭い文章が続くかもしれません。ご容赦を。 数あるラヴェルの曲の中で、個人的に特に好きな『クープランの墓』と『ソナチネ』について紹介していこうかと思います。本当は他にも好きなのあるよ。ベタに水の戯れとか、前奏曲とかね。 ——————— 『クープランの墓』は、バロック時代に活躍したフランソワ・クープランに因んでバロック音楽の形式を再構成しながら書かれた組曲です。 僕はその中でも特に『リゴドン』と『トッカータ』が好きなので、その二つについて書きます。 リゴドンは非常に生き生きとしていて、ハ長調(C Major)であることも相まって安定感と元気さがあります。中盤に同主調のハ短調へ転調し、終盤また冒頭テーマに

まひと
8月21日読了時間: 4分
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