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〇〇が好き
セルゲイ・ラフマニノフが好き その1
ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番、その中でも特筆すべき第1楽章を聴いたことはありますでしょうか。聴いたことがない人は人生の3割8分9厘損してます。 僕は幼い頃にこの曲を聴いて、ようやくピアノをやろうと自我を持って決意したわけです。それまでは親の教育でなんとなくやっていましたね。 確かNHKかなんかのコンクールだったと記憶しています。演奏者の名前は忘れてしまいました。しかし、僕はその演奏にえらく感動し、録画を何回も見直したものです。果たして、コンクールの結果はどうだったのでしょうか。名も知らぬピアニスト、僕はずっとあなたの演奏に感動していますよ、とお伝えしたい。 曲の話に移りますが、まず最初の和音が素晴らしいですね。ピアノだけで入る和音と低音。荘厳で、始まるぞというワクワクをわかりやすく演出してくれています。巷では鐘の音と喩えられてるそうで、なるほどと思いました。 このわかりやすさというのが実は重要で、音がスッと入ってきやすいんです。クラシックって敷居の高いものだと思うかもしれません。ですが、そんなあなたにこそこの曲を聴いてもらいたいんですよ。間違

まひと
19 時間前読了時間: 3分
BUMP OF CHICKENが好き その2
時間という魔法を使った料理を召し上がれ。ということで、『魔法の料理〜君から君へ〜』についてですよ。 この曲は涙なしには語れんわけです。聞いていて寂しくなるのに、ある程度歳を取ったことが愛おしくなる曲でもあり、昔の景色がより愛おしくなる、そんな人間と時間の愛に溢れすぎている曲です。この曲を知らない人はとにかく聞いてください。 ピアノシンセのような音とストリングスから静かに入り、藤原基央の手癖らしい弾き語りのコードが進んでいきます。 「叱られた後にある晩御飯の不思議」こんな始まりえぐいですよ。子どもにとって、叱られるというのは自分の世界全てを否定されたような気持ちです。なのに、おそらく叱ったであろう誰か、親なんかが自分のために料理をしているわけです。たった一文でその大きく温かい背中を思わせるんです。 子どもはこの温かさを感じ取っているんですが、なぜこんな気持ちになるのかわからないんです。だから、「魔法だろうか」と泣いているんです。 その後に「正義のロボットの剣」が出てきます。順番が前後しますが、二番では「プラスチックの何とか剣」に変わります。時間の経

まひと
9月4日読了時間: 3分
リーガルリリーが好き その1
すっかりブログのことを忘れていて、急足で筆を取った次第でございます。今日はリーガルリリーの「キラキラの灰」という曲の歌詞について少し考察していきます。 この曲について少し調べようと思って知ったんですが、ダンジョン飯のエンディングだったんですね。ダンジョン飯は面白いと周りからよく言われていたのですが、未だに見れていません。シリアスなのかコメディなのかすらわかっておらず、そんな状態で歌詞を考察するのも良くないと思ったのですが、今回はいっそあえて歌詞だけから推測できることで書くことにします。 まず最初にこの曲の歌詞を見て、漠然と思ったのは死別を思わせるにおいがあるという点です。まずタイトルの「灰」、歌詞中の「届かなくなった距離」「君を二度目はもう離さないよ」など、失った人を想う歌詞なのではと考えられるものが多いです。「化粧のにおい」というのは死化粧、または葬儀に出ている自分の化粧のにおいを連想させます。途中のきらきら星の引用も、やはり星といえば少し死を感じさせます。 もっといえば、重力に逆らえずに踊った、呪文をひとつ抱えて飛んだ、これらもかなり直接的な

まひと
8月28日読了時間: 3分
モーリス・ラヴェルが好き その1
僕はレジ打ちのバイトを始めて早6年が経ちます。続けて同じ商品を打つとき「同一ラベルです」と機械が喋ります。モーリスラヴェルだなあと、いつも思っています。 さて、「管弦楽の魔術師」と呼ばれているラヴェルと言えば『ボレロ』や『展覧会の絵(管弦楽編曲)』なんかが有名でしょうか。 しかし僕は、何より彼の書くピアノソロの曲が特に好きなわけです。今回はちょっと説明臭い文章が続くかもしれません。ご容赦を。 数あるラヴェルの曲の中で、個人的に特に好きな『クープランの墓』と『ソナチネ』について紹介していこうかと思います。本当は他にも好きなのあるよ。ベタに水の戯れとか、前奏曲とかね。 ——————— 『クープランの墓』は、バロック時代に活躍したフランソワ・クープランに因んでバロック音楽の形式を再構成しながら書かれた組曲です。 僕はその中でも特に『リゴドン』と『トッカータ』が好きなので、その二つについて書きます。 リゴドンは非常に生き生きとしていて、ハ長調(C Major)であることも相まって安定感と元気さがあります。中盤に同主調のハ短調へ転調し、終盤また冒頭テーマに

まひと
8月21日読了時間: 4分
スーパーカーが好き その1
スリーアウトチェンジ?いやいや、HIGHVISIONでしょ、という話を誰かとしたことがあります。僕は基本テクノチックなものを好む傾向にあって、HIGHVISIONこそ傑作だと思っている節があります。(次点でANSWERが好き) その中の、有名な『YUMEGIWA LAST BOY』について語りましょう。実写映画ピンポンの主題歌ですね。ちなみに、好きな映画を挙げろと言われたらまず出てくるくらいには大好きな映画です。In the USAも歌いなよってね。 まず、タイトルが最高です。 夢際。元々存在しない言葉だと認識しているのですが、この一つの造語があまりに多くの余白を生んでいます。夢という意味さえ曖昧な言葉に、際という危うさを乗せる。細い平均台の上かもしれないし、崖の縁かもしれない、滲み出る向こう見ずな不安定さが若さを演出しています。多分、夢際に居る人は真剣で楽しそうです。そこに立っていること自体が楽しいと言いたげな、そんなことまで考えさせます。 それに続く「ラストボーイ」なんと切ない響きでしょうか。最後の少年というのは何が最後なのか、それとも少年の

まひと
8月14日読了時間: 2分
BUMP OF CHICKENが好き その1
今週は、大好きなBUMPについて、その中で最も好きなアルバム『orbital period』の『ハンマーソングと痛みの塔』という曲についてです。 今回はただ好きを語るだけです。すみません。 この頃のBUMPにしては珍しく、セブンスの響きが印象的に使われています。この歌に相応しい浮遊感のある(音楽的な意味での)テーマとして、あえて選んだのだろうと勝手に考察しています。 また、一曲通して同じフレーズ感を繰り返し、徐々に変化していくような構成ですが、これもやはり世界観とよく合っていますよね。塔の上に立つ主人公の心情がよく表れています。歌詞とメロディが同時に天から降ってきたとしか思えません。畏敬の念を抱きます。というか、初めて聴いた時泣きました。 さて、やはり僕が語るのは歌詞についてになるのですが、この曲を知らない方はぜひ一度、一つの絵本だと思って歌詞を読みにいって頂きたいです。 BUMPによくある非常に寓話的な歌詞ですが、そのあまりの完成度から、何を切り取るか迷いますね。その中で一つ挙げるなら、「自分の孤独は周りの有象無象と違って特別だ」という思考がど

まひと
7月31日読了時間: 2分
チャットモンチーが好き その1
これから毎週金曜日に更新していこうと思っております。気楽にだらだらと書いていくのでね、肩の力を抜いて読んでください。いや、読まなくたって良いですね。リハビリみたいなものです。 本題ですが、チャットモンチーの『親知らず』という曲を知っていますか。僕はこの曲を初めて聴いた時からずっと大好きなんですが、何が好きって、僕には絶対に書けない歌詞だと思ったんですね。 今から書くことはものすごく抽象的かつ、突き詰めると少しシビアな話かも知れなくて、あまり真面目に受け取らないで欲しいんですけど。とりあえずつらつら行きます。 僕はこの『親知らず』という曲について、「自分の成長した身体の中に親を見つけてしまった」ものでもあると考えています。単純に寂しい卒業ソングじゃないんです。 親知らずって大人になってから生えるもので、文字通り親に知られないことに由来している思うんですけど、この曲においては自立を伝えてるものじゃなくて、むしろ自分が親と切り離せない、そういう血縁の呪いみたいなものを感じました。 僕(という男)が書く大人になるって、おそらく社会的な責任とか、仕事とか、

まひと
7月24日読了時間: 3分
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