リーガルリリーが好き その1
更新日:9月1日
すっかりブログのことを忘れていて、急足で筆を取った次第でございます。今日はリーガルリリーの「キラキラの灰」という曲の歌詞について少し考察していきます。
この曲について少し調べようと思って知ったんですが、ダンジョン飯のエンディングだったんですね。ダンジョン飯は面白いと周りからよく言われていたのですが、未だに見れていません。シリアスなのかコメディなのかすらわかっておらず、そんな状態で歌詞を考察するのも良くないと思ったのですが、今回はいっそあえて歌詞だけから推測できることで書くことにします。
まず最初にこの曲の歌詞を見て、漠然と思ったのは死別を思わせるにおいがあるという点です。まずタイトルの「灰」、歌詞中の「届かなくなった距離」「君を二度目はもう離さないよ」など、失った人を想う歌詞なのではと考えられるものが多いです。「化粧のにおい」というのは死化粧、または葬儀に出ている自分の化粧のにおいを連想させます。途中のきらきら星の引用も、やはり星といえば少し死を感じさせます。
もっといえば、重力に逆らえずに踊った、呪文をひとつ抱えて飛んだ、これらもかなり直接的な言葉に見えてきてしまいます。
そう暗いことばかりに引っ張られるのも良くないですが、僕がそういう思考を普段から持ち合わせていることもあってそういう歌詞に見えてしまいます。とにかく、僕にはそう見えるということで、これを前提とします。本当の主題はここじゃありません。この先が大事なことになります。
この曲の主人公は手すりのない不安定な階段を登り続けていて、のぼり階段と言えば上に繋がっています。先に見えるのは天国や星でしょうか。また、足取りはふらふらしていて、動かない足を無理やりに蹴っ飛ばすしかありません。きっと別れを経て憔悴しているのでしょう。
そして、扉は開いたままというフレーズがあります。その扉の先は自身の死に続いていて、自分もそちらに引っ張られている、あるいは死との距離感を測れなくなっていることの暗喩ではないかと思います。
しかし、この曲は二度目はもう離さないという言葉で終わっているんです。
主人公は生きる側に居て、それを選択しています。それは「口ずさむ(進むべき道を指す)羅針盤」が表しています。
現実的に一度死が訪れたものに二度目はありません。仮に二度目があれば、と叶わぬ願いを願ってしまっているところがこの曲の切ない雰囲気に深く繋がっていると思います。
全体の言葉選びとして、少しメルヘンチックで、浮いたような暗喩が多いです。なのに「魔法よ、しっかりしてよ」など、暗さを纏わせながらずっとどこか可愛いんですよね。このバランス感こそ、リーガルリリーの稀有で素晴らしいセンスだといつも思います。そもそも、メロディも曲の構成も独特で本当に素晴らしいですね。
ここからは余談ですが、ダンジョン飯には死ぬキャラでもいるんでしょうか。もしそのキャラが物語の始まりのきっかけ、旅の目的などになっているとしたら、なおのことよくできた歌詞だなと感じます。いつか答え合わせができるといいなあ。

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