【よ】スガシカオ「夕立ち」とかいう曲
オハツを眼に掛かかります!
是是のオマケ担当 よ です!
真人の代わりに初めてブログを書くにあたって何から書こうか迷った結果、音楽しか人と共感しあえる趣味がないという考えに行き着き絶望しておりますが…
今回スガシカオさんの名曲「夕立ち」について書こうと思います。
僕がこの曲を知ったのは「ブギーポップは笑わない」というTVアニメのOPとして使われていたのがきっかけです。
初めて聴いた時、僕としては珍しいことなのですが、曲の良さよりもまず『歌詞が素晴らしい』という感情が先に来た数少ない楽曲です。
スガシカオさんは1966年生まれ。
バブル景気の始まりとともに20代を謳歌し、その後に何度も続く社会の絶望もともに体験した世代です。
1999年にリリースした本楽曲は、そんな先の見えない世紀末の退廃的な匂いを強く感じさせます。
歌詞についてですが、特徴はやはり『物理的な距離とそれに相反した心の距離』の表現でしょう。雨宿りとして入ったうす暗い貸し倉庫のかげや車内という2人が狭い空間に押し込められるシチュエーションでありながら、2人は会話が進まない。二人だけの空間に閉じ込められると同時に、心の距離が浮き彫りになるという残酷な比喩だと思います。「君」が口ずさんだ歌を「ぼく」は知らないし、「やがて途切れてしまう」のは雨のせいではなく、この先上手くいかないと両者ともに悟ってしまったからなのでしょう。
歌詞の後半でも、「ぼく」は「君」が口ずさむ歌を聴いているだけでメロディーは覚えていません。「話しかけようとして言葉を探すとそれは途切れてしまう」とあるように「ぼく」の言葉も「君」のメロディ同様、途切れていきます。
歌詞の後半(2Bメロ)には僕が1番好きな歌詞がありまして…
「 ラジオで知らない人の悲しいニュースと
誰かのつまらないバラードが流れた 」
僕はこの歌詞がとにかく大好きです。自分が歌詞を書くとなった際に、会話が冷え切った車内の情景をこんな風に表現できないと思います(恐らくワイパーが〜とか急ブレーキが〜とかめちゃくちゃ面白くない説明的歌詞になるだろうな…)。
そして何より最初にも書きましたが…
とにかく90sの表現!!!!!!!
THE 90年代の絶望表現!!!!!!!
このセクションが特に時代特有の色香を漂わせた歌詞だと思います。
他にも『海の近くが示す関係値の限界』『都内へ向かうことと渋滞の暗示』『富の象徴であった車』など妄想を語りたい箇所は他にも色々ありますが、まぁ真人の文章量と比較するとこんなもんでしょ!と思うので、一旦この辺にしときます。
最後にまた妄想ですが、タイトルにもなっている「夕立ち」は、予期せず我々に容赦もなく降り注ぐ存在です。そういった神のみぞ知る突然の出来事が起きた時にこそ、人の本性、あるいは現実というものが浮き出てくるのかもしれませんね。
※
ちなみにアニメの方は事前情報なしに見た結果、原作小説の続き(後日譚)となるオリジナルストーリーらしく全く意味不明でやめてしまいました。
皆さんもアニメを見る時は、ネタバレを回避しながら事前に下調べをしておいた方が良いカモです。以上!
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